ガイドの模様 N4
- 2022/11/15
- 16:00
柳本藩邸跡から山の辺の道、朝日寺跡へ(2022.10.30)
~織田有楽斎のお墓・山の辺の道沿いの古墳から朝日観音堂の御本尊を拝観~
【コース】
JR柳本駅⇒柳本道路元標⇒柳本藩邸跡⇒專行院⇒伊射奈岐神社・大和天神山古墳⇒
行燈山古墳⇒櫛山古墳⇒[昼食]天理市トレイルセンター⇒中山大塚古墳⇒燈籠山古墳⇒
西殿塚古墳⇒西山塚古墳⇒波多子塚古墳⇒夜都伎神社⇒朝日寺跡⇒JR長柄駅
織田信長の弟、藩祖 織田有楽斎(織田長益)から1万石を受領した初代柳本藩主 織田尚長は、現在の柳本小学校付近に陣屋を構えました。尚長の織田家は13代 織田信及まで、明治4年の廃藩置県までの255年間にわたって柳本を治めました。

(柳本村道路元標)
南北方向に続く上街道沿いに道路元標はあります。
江戸時代、家臣たちは屋敷を与えられ、柳本の中心
地として賑わっていた所です。

(專行院)
專行院境内の織田家の墓地には、藩祖織田有楽斎の
お墓があります。鎌倉時代と伝わる阿弥陀石棺仏、
幕末柳本藩によって、崇神天皇陵周濠が大改修され
ましたが、灌漑用水の拡充により多くの農地に水が
届けられ、感謝と喜びの「修陵餘潤之碑」が建てられ
ています。

(伊射奈岐神社)
大和天神山古墳の西側に建てられています。正面の
鳥居から入ると、社殿の立派さ感嘆の声があがりま
す。織田氏によって拝殿などが造営され、織田信長
を祀った「建勲神社」にも手を合わせます。

(中山大塚古墳)
前期古墳の中山大塚古墳の前方部に「祭り始めは、
ちゃんちゃん祭り、祭り納めは、おん祭り」と謡わ
れる大和神社の祭りの大和稚宮神社のお旅所があり
ます。鐘を「ちゃん、ちゃん」と鳴らしながら練り
歩く姿は、春の風物詩です。

(西殿塚古墳)
継体天皇の皇后「手白香皇女衾田陵」として宮内庁
により陵墓管理されていますが、前期古墳の西殿塚
古墳と6世紀の継体天皇の時代とでは時期が異なり
ます。被葬者は誰なのでしょう。

(夜都伎神社・拝殿)
珍しい茅葺の拝殿は平成27年に葺き替えられまし
た。祭神は春日の四神を祀り、社地と池の交換から
生じた社名の混乱などの説明を熱心に聞き入りま
す。

(夜都伎神社・本殿)
今年9月に檜皮葺から銅板葺に改修された本殿は銅
板が輝いています。思わず「きれい!」のお声が聞
こえます。

(朝日観音堂)
所有者の島岡様の説明もあり、特別に外から観音様
を拝観できるように取り計らっていただきました。
初めて訪れた方々には喜んでいだだきました。

(朝日寺跡・石仏群)
かつて奈良と長谷のお堂にこもり各夜修行する「隔
夜僧」がいました。この覆屋には天文23(1554)
年隔夜僧覚円造立の銘がある聖観音立像の石仏が祀
られています。石仏に刻まれた消えかかった文字を
確かめます。
文:扇純子 写真:辻村忠司
~織田有楽斎のお墓・山の辺の道沿いの古墳から朝日観音堂の御本尊を拝観~
【コース】
JR柳本駅⇒柳本道路元標⇒柳本藩邸跡⇒專行院⇒伊射奈岐神社・大和天神山古墳⇒
行燈山古墳⇒櫛山古墳⇒[昼食]天理市トレイルセンター⇒中山大塚古墳⇒燈籠山古墳⇒
西殿塚古墳⇒西山塚古墳⇒波多子塚古墳⇒夜都伎神社⇒朝日寺跡⇒JR長柄駅
織田信長の弟、藩祖 織田有楽斎(織田長益)から1万石を受領した初代柳本藩主 織田尚長は、現在の柳本小学校付近に陣屋を構えました。尚長の織田家は13代 織田信及まで、明治4年の廃藩置県までの255年間にわたって柳本を治めました。

(柳本村道路元標)
南北方向に続く上街道沿いに道路元標はあります。
江戸時代、家臣たちは屋敷を与えられ、柳本の中心
地として賑わっていた所です。

(專行院)
專行院境内の織田家の墓地には、藩祖織田有楽斎の
お墓があります。鎌倉時代と伝わる阿弥陀石棺仏、
幕末柳本藩によって、崇神天皇陵周濠が大改修され
ましたが、灌漑用水の拡充により多くの農地に水が
届けられ、感謝と喜びの「修陵餘潤之碑」が建てられ
ています。

(伊射奈岐神社)
大和天神山古墳の西側に建てられています。正面の
鳥居から入ると、社殿の立派さ感嘆の声があがりま
す。織田氏によって拝殿などが造営され、織田信長
を祀った「建勲神社」にも手を合わせます。

(中山大塚古墳)
前期古墳の中山大塚古墳の前方部に「祭り始めは、
ちゃんちゃん祭り、祭り納めは、おん祭り」と謡わ
れる大和神社の祭りの大和稚宮神社のお旅所があり
ます。鐘を「ちゃん、ちゃん」と鳴らしながら練り
歩く姿は、春の風物詩です。

(西殿塚古墳)
継体天皇の皇后「手白香皇女衾田陵」として宮内庁
により陵墓管理されていますが、前期古墳の西殿塚
古墳と6世紀の継体天皇の時代とでは時期が異なり
ます。被葬者は誰なのでしょう。

(夜都伎神社・拝殿)
珍しい茅葺の拝殿は平成27年に葺き替えられまし
た。祭神は春日の四神を祀り、社地と池の交換から
生じた社名の混乱などの説明を熱心に聞き入りま
す。

(夜都伎神社・本殿)
今年9月に檜皮葺から銅板葺に改修された本殿は銅
板が輝いています。思わず「きれい!」のお声が聞
こえます。

(朝日観音堂)
所有者の島岡様の説明もあり、特別に外から観音様
を拝観できるように取り計らっていただきました。
初めて訪れた方々には喜んでいだだきました。

(朝日寺跡・石仏群)
かつて奈良と長谷のお堂にこもり各夜修行する「隔
夜僧」がいました。この覆屋には天文23(1554)
年隔夜僧覚円造立の銘がある聖観音立像の石仏が祀
られています。石仏に刻まれた消えかかった文字を
確かめます。
文:扇純子 写真:辻村忠司