ガイドの模様 L1
- 2022/03/13
- 09:00
ならまち・なるほど・なまえの由来(2022.3.12)
〜不思議な町名の謎解き、地形や民話もご紹介〜
「ならまち」は、平城京の外京だったところです。その後元興寺や興福寺の
門前町として栄え、近世以降奈良を代表する商業地として栄えました。
今回は歩くコースが書き込まれた地図を見ながら町名にスポットをあてて巡ります。
(行程)
『近鉄奈良駅』⇒『猿沢池』⇒『史料保存館』⇒『鳴川町』⇒『花園町』⇒
『不審ヶ辻子町』⇒『奈良町資料館』⇒『庚申堂』⇒『塔跡』⇒
『御霊神社』⇒『元興寺』
(近鉄奈良駅集合)
念入りに打ち合わせをするスタッフ達。
晴天に恵まれ、コロナ禍で延期になっていた
ツアーの始まりです。
(今御門町看板前)
ありました!町名看板。このあたりは元興寺の
旧境内の大きな北の門があったところです。
上街道の入り口で、長谷寺や伊勢神宮への参詣時
に通る道として賑わっていたこともご案内。
(餅飯殿辨財天)
「餅飯殿って誰のこと?」「どうしてここに辨天
さんがお祀りされているの?」とお客様。
民話をご紹介すると「なるほど!だから餅飯殿町
っていうのね」と。
(ならまちの老舗店)
今回は、スイーツやカフェの老舗や新しいお店も
ご紹介。ならまちを歩くと奈良格子もあり、鹿と
共存する工夫も奈良ならではの見所です。
(不審ヶ辻子町看板前で)
昔、元興寺に出た鬼を退治するため元興寺の道場
法師が追いかけ見失った場所といわれるのが
不審ヶ辻子の由来。
さて、鬼はどこに逃げてしまったのでしょう。
(奈良町資料館)
「ならまち」といえば目にする赤い身代わり猿。
民間に広まった庚申信仰のご本尊・青面金剛
さんは 疫病退散させる威力があると聞いて、
お客様も興味津々。
(元興寺塔跡)
「元興寺に五重塔があったの?」満開の梅の香り
も楽しんで、礎石を眺め往時を偲びます。
季節の花が次々に咲く静かな境内です。
(元興寺前)
今のならまちのほとんどが、元興寺境内だった
ことに驚かれるお客様。浄土信仰に地蔵信仰など
様々な信仰があるのもならまちの特徴です。
「あの地図をもう一度見直して、今度また行って
みます」と笑顔で帰っていかれました。
ならまちは、町名に注目すると次々に新たな発見があります。
「今まで歩いていたのに気づかなかった」とおっしゃるお客様も多く、初めての方も
リピーターの方もそれぞれに楽しんでおられました。
文:増田優子 写真:竹内和子
〜不思議な町名の謎解き、地形や民話もご紹介〜
「ならまち」は、平城京の外京だったところです。その後元興寺や興福寺の
門前町として栄え、近世以降奈良を代表する商業地として栄えました。
今回は歩くコースが書き込まれた地図を見ながら町名にスポットをあてて巡ります。
(行程)
『近鉄奈良駅』⇒『猿沢池』⇒『史料保存館』⇒『鳴川町』⇒『花園町』⇒
『不審ヶ辻子町』⇒『奈良町資料館』⇒『庚申堂』⇒『塔跡』⇒
『御霊神社』⇒『元興寺』

念入りに打ち合わせをするスタッフ達。
晴天に恵まれ、コロナ禍で延期になっていた
ツアーの始まりです。

ありました!町名看板。このあたりは元興寺の
旧境内の大きな北の門があったところです。
上街道の入り口で、長谷寺や伊勢神宮への参詣時
に通る道として賑わっていたこともご案内。

「餅飯殿って誰のこと?」「どうしてここに辨天
さんがお祀りされているの?」とお客様。
民話をご紹介すると「なるほど!だから餅飯殿町
っていうのね」と。

今回は、スイーツやカフェの老舗や新しいお店も
ご紹介。ならまちを歩くと奈良格子もあり、鹿と
共存する工夫も奈良ならではの見所です。

昔、元興寺に出た鬼を退治するため元興寺の道場
法師が追いかけ見失った場所といわれるのが
不審ヶ辻子の由来。
さて、鬼はどこに逃げてしまったのでしょう。

「ならまち」といえば目にする赤い身代わり猿。
民間に広まった庚申信仰のご本尊・青面金剛
さんは 疫病退散させる威力があると聞いて、
お客様も興味津々。

「元興寺に五重塔があったの?」満開の梅の香り
も楽しんで、礎石を眺め往時を偲びます。
季節の花が次々に咲く静かな境内です。

今のならまちのほとんどが、元興寺境内だった
ことに驚かれるお客様。浄土信仰に地蔵信仰など
様々な信仰があるのもならまちの特徴です。
「あの地図をもう一度見直して、今度また行って
みます」と笑顔で帰っていかれました。
ならまちは、町名に注目すると次々に新たな発見があります。
「今まで歩いていたのに気づかなかった」とおっしゃるお客様も多く、初めての方も
リピーターの方もそれぞれに楽しんでおられました。
文:増田優子 写真:竹内和子