ご好評ツアーの様子(奥飛鳥)

彼岸花燃ゆる奥飛鳥ウォーク(2018.9.23)
   -棚田で案山子がお出迎え
       彼岸花満開の棚田、案山子ロードを満喫! -




IMG_0511.jpg汗ばむ快晴の秋分の日、文化庁の重要文化的景観に指定され、日本人の心のふるさととも言える原風景が広がる奥飛鳥地域を巡ります。
34名の皆さんを石舞台古墳バス停にて 
お迎え。
この地が、かつての高市小学校(島庄遺跡)であったことを説明した後、時間どおり出発。ガイド・サポーター14名が案内しました。


<行程>
石舞台バス停⇒マラ石⇒飛鳥稲渕宮殿⇒祝戸地区・西展望台⇒稲渕の棚田・男綱⇒
龍福寺⇒南渕請安墓⇒案山子ロード⇒朝風峠⇒高松塚古墳⇒近鉄飛鳥駅 (約7km)


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<マラ石>
飛鳥川と冬野川が合流し、歌碑がある玉藻橋を通ってマラ石に着きます。マラは元々、僧侶が用いた言葉で、煩悩を意味する梵語(ぼんご)。他の立石と同様に京城・寺域の標識とも言われ、坂田寺の境界を表すとも言われています。
でも、この形って?うふふ( ^ω^)・・・ 

鞍作氏の氏寺であった坂田寺跡へ、足をのばしたグループも。


IMG_0543.jpg<飛鳥稲渕宮殿>
大化の改新の後、中大兄皇子らが難波から飛鳥に戻ってきた時に一時期営んだ飛鳥河辺行宮の有力な候補地と言われています。

飛鳥の保存に尽力された御井敬三氏に因んだ「御井(みい)の湯」のある「祝戸荘」を通って祝戸展望台へ。



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<祝戸西展望台>
階段を登り展望台に到着すると、疲れを癒す眺望が広がります。
眼下に橘寺、川原寺、少し目線上げれば甘樫丘、天の香具山、耳成山を臨むとともに、
矢田丘陵、生駒山を遠望。


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<稲渕の棚田>                          <男綱>
奥飛鳥の入り口に当たる稲渕地区には、日本の棚田百選にも選ばれ、飛鳥川の流れが作り出した高低差50mの傾斜地に300枚以上もの棚田が広がります。のどかで心が洗われます。

稲渕では、飛鳥川と道路を跨いで男綱(かんじょう綱)を渡しています。川づたいに侵入する悪疫を防ぎ、住民を守るための神事と言われています。上流の栢森には、女綱が掛け渡されています。


IMG_0573.jpg<龍福寺>
龍福寺は五龍寺と言われ、義淵僧正が創建したと伝わります。寺内に残る1.8mの層塔(村指定建造物)は、石造層塔では日本最古と言われています。初層軸部四面に「天平勝宝三年歳次辛卯四月二十四日丙子、従二位竹野王」判読できる文字が刻まれ、これがもし事実であれば、我が国に現存する在銘の層塔として最も古いことになります。



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<南渕靖安墓>
南渕靖安は遣隋使として隋に渡り、帰国後、中大兄皇子と中臣鎌足に大陸の新しい知識として儒学などを教え、乙巳の変(大化の改新)に間接的に関わった人物と言われています。請安先生の墓は、稲渕村落の高台にある神明塚にひっそりと建てられています。


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<飛鳥川の飛び石>
万葉歌碑「明日香川 明日も渡らむ 遠き心は 思ほえぬかも」
                    (万葉集 巻11-2701)
飛鳥川に唯一残っている飛び石橋を万葉歌碑の意味に思いをはせながら渡ります。


IMG_2770.jpg 180923 案山子ロード 西郷どん

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<案山子ロード>
すっかり「稲渕の棚田」の秋の風物詩となった第23回案山子ロードのコンテスト。赤、黄、白の彼岸花が咲き誇るなか、多くの人で賑わっていました。
今年のテーマは「日本の童謡」
今年のジャンボ案山子は「西郷どん」!!



180923 彼岸花 赤 180923彼岸花(黄、白)
棚田の畔に咲く今年の彼岸花はイノシシ🐗の被害で例年の6割程度とのことでしたが、田んぼの緑とのコントラストが見事でした。彼岸花は別名、曼殊沙華、その花言葉は、赤色は「情熱」、白は「想うはあなたひとり」、黄色は「思いやりの心」などです。


IMG_0639.jpg<朝風峠>
案山子ロードを更に登り、朝風峠に到着。「朝風」は南渕靖安の故地であったと伝えられています。



高松塚古墳を通って近鉄飛鳥駅にて解散。
汗ばむ陽気のなか、展望台への階段は大変でしたが、見事な眺望で癒されました。その後、のどかな棚田と「日本の童謡」をテーマとした案山子ロードを歩きながら、彼岸花を愛でることができ、ご参加いただいた方には満足いただけたのではないでしょうか。


IMG_0652.jpg前日、駅前にオープンしたばかりの「道の駅飛鳥」にて思い思いの時間を過ごしていただき家路へ。
参加者の皆様、スタッフの皆様、お疲れ様でした。

文・写真 ガイドグループ 白畑 優

ご挨拶

奈良まほろばソムリエの会        ガイドグループ

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奈良に精通する人材を認定する「奈良まほろばソムリエ検定」(奈良商工会議所主催)の最上級「奈良まほろばソムリエ」の合格者をはじめとする奈良を愛する人々の集まりです。