ご好評ツアーの様子(三輪山)

三輪山に神々を訪ねる(2019.12.1)
   -糸魚川の翡翠で勾玉みがき体験-

 大神神社が神体山と仰ぐ三輪山は、古事記・日本書記にも登場する神の山です。皇位継承の本年、その麓にある祭祀遺跡や古墳から出土する鏡・剣・勾玉にも注目して、日本の歴史のあけぼの地を巡ります。

〈行程〉
JR三輪駅→大神神社二の鳥居→拝殿→宝物収蔵庫→狭井神社→山の神遺跡→
月山記念館→茅原大墓古墳→箸墓古墳→翡翠庭園「ひみこの庭」→JR巻向駅(約5㎞)

 師走のお朔日。天気も上々で、スタッフ一同9名と参加者18名がJR三輪駅に集合しました。駅前での挨拶と行程の説明の後、4班に分かれて大神神社に向けて出発です。

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三輪駅前で               お朔日でにぎわう参道と三輪山


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 駅からは近道をして二の鳥居までやってきました。
 ここで鳥居の話と記紀に登場する御祭神の大物主神(奥津磐座)、大己貴神(中津磐座)、少彦名神(辺津磐座)の話をして、いよいよ神域に入ります。
 つま先上がりの参道をゆったり進むと、石段の上に拝殿が見えてきます。


<拝殿>
 重要文化財の拝殿は徳川家綱の造営で、平成11年には大修理が行われました。切妻造の主棟に千鳥破風・唐破風の大向拝がつき、江戸時代を代表する建造物です。拝殿奥正面には独特な三つ鳥居があり、山をご神体と拝む古来の信仰形態が今も継承されています。
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<宝物収蔵庫>

 磐座祭祀から発祥した大神神社の長い歴史を知ることができました。


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<狭井神社>

 本社の荒魂をお祀りしています。

 病気平癒の神様で、病にきく御香水は拝殿奥の薬井戸で、三輪山に登るにはここで申し込みます。


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<山の神遺跡>

 狭井神社を出て山への細い道をたどると、4C末~6C初の祭祀遺跡があります。大正7年に偶然見つかった辺津磐座の1つでした。


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<月山記念館と歌碑>

 狭井川のほとり出雲屋敷の辺りにあります。 
 大阪月山派5代目の月山貞利氏によって、現在もその伝統が受け継がれています。
ビデオ見せていただき、丁寧に展示物などの説明もしていただきました。 


<茅原大墓古墳>
 4C末の帆立貝式の前方後円墳で、約86メートルあります。日本初の「笑う人物埴輪」が見つかっています。墳頂に上ると、たたなずく山青垣を一望することが出来ました。
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茅原大墓古墳             古墳頂上からの遠望

<箸墓古墳>
 全長280メートルの日本初の巨大前方後円墳です。今は宮内庁が管理する大市墓となっていますが、この古墳と神の山・三輪山のコラボは絶景です。
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水の抜けた大池・三輪山・箸墓      大池の中を散策

<ひみこの庭>
 午後1時前、ようやく「ひみこの庭」に着きました。昼食後の勾玉作り体験は約1時間。綺麗に艶の出た勾玉に思い思いの色の紐をつけ、首にかけたり、ホルダーにつけたり。また勾玉の取り扱い心得も教えていただきました。
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勾玉選び                勾玉磨き

 神の山の麓を巡りながら、現在まで引き継がれてきた文化にも触れ、日本の長い歴史に想いをはせる一日となりました。盛りたくさんの行程でお疲れさまでした。皆さま有難うございました。


写真:塩見勝彦   文:杉本由美子

ご挨拶

奈良まほろばソムリエの会        ガイドグループ

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NPO法人
奈良まほろばソムリエの会

奈良に精通する人材を認定する「奈良まほろばソムリエ検定」(奈良商工会議所主催)の最上級「奈良まほろばソムリエ」の合格者をはじめとする奈良を愛する人々の集まりです。