ご好評ツアーの様子(桜井の里)

赤坂天王山古墳から聖林寺をめぐる(2019.3.23)
   - 春を感じながら桜井の里を歩く -


 古事記にも登場する忍阪の地からのスタートです。古き日本の原風景が色濃く残る押坂坐生根神社、舒明天皇陵を経て石位寺へ。地域の人々の暮らしを垣間見ながら倉橋ふれあい公園では三輪山、音羽山を仰ぎ、古代の人々に思いを馳せました。次に崇峻天皇の墓ではないかと言われている赤坂天王山古墳と、宮内庁指定の崇峻天皇倉梯岡陵を案内。最後に聖林寺ではご住職さまのお話をお聞きし、十一面観音立像の威光に触れていただきました。

<行程>
近鉄大和朝倉駅(集合)→古墳公園→忍阪坐生根神社→玉津島明神→舒明天皇陵→
鏡女王押坂墓→石位寺(昼食)→赤坂天王山古墳→倉橋ふれあい公園→
崇峻天皇倉梯岡陵→聖林寺→桜井駅(解散) (約7km)

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〈大和朝倉駅〉                      〈外鎌山を望む〉
 H31年3月23日(土)、やや肌寒さが残る中にも時折、太陽の恵みを受け、25名が集いました。リピーターの方々や、遠くは神奈川県からも参加していただきました。5班に分かれて、順次、スタートしました。
 
P1100329.jpg〈古墳公園〉 
 朝倉団地造成時に調査され、住宅地公園内に移築されている古墳。特に8号墳は正六角形の石室を持つ古墳で、非常に珍しいもの。考古学資料として一級のものと言われています。


P1100334.jpg〈忍阪坐生根神社〉 
 本殿がなく忍阪山の一部、宮山をご神体としています。
 忍阪地区の人たちが交代で毎日絶えることなく御燈明をあげておられます。


P1100336.jpg〈玉津島明神〉
 絶世の美女と謳われた衣通姫尊(允恭天皇の皇女)が生れたところと伝わっています。


P1100337.jpg〈舒明天皇陵〉
 推古天皇のあとを継いで即位した34代天皇。皇后は皇極天皇(斉明天皇)。天智天皇、天武天皇は子供。
 三段の上に正八角形の墳丘がある特異な終末期古墳。曽孫の文武天皇陵と言われる中尾山古墳まで八角形古墳が続きます。
 明治・大正天皇のモデルにもなった古墳です。


P1100312.jpg〈鏡女王万葉歌碑〉
 鏡女王押坂墓へ行く途中にある犬養孝先生揮毫の歌碑  
 古代から変わらぬせせらぎを背景に、カセットから流れる犬養節を聞いていただきました。


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P1100344.jpg〈石位寺〉
 我が国に現存する最も古い完形の石彫り三尊仏である白鳳時代の伝薬師三尊像(重文)を拝観しました。この石仏は、2020年1月15日から3月18日まで東京国立博物館で「日本書紀成立1300年記念」の行事の一環として大和の名品として紹介されます。この4月からしばらく石位寺を留守にされます。


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 忍阪地区のみなさまのご厚意で石位寺の集会所を昼食場所に貸していただきました。


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〈赤坂天王山古墳〉
 時代考証的にみて崇峻天皇の墓ではないかと言われています。



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〈倉橋ふれあい公園〉
 平成17年に公園として整備されました。池の周囲には約4kmの遊歩道があり、
ウオーキングには絶好の場所となっています。桜のつぼみが膨らみかけていました。
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 音羽山を遠望            崇峻天皇の宮跡の碑

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〈崇峻天皇倉梯岡陵〉
 全グループが集合して聖林寺へ向かいました。

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〈聖林寺〉
 ご住職さまにお願いをして、聖林寺の歴史、ご本尊の子安延命地蔵の由来、(国宝)十一面観音立像等についてご説明をして頂きました。みなさまと良い時間を共有することができました。

 春がそこまで来ている季節の移ろいを感じながら、忍阪から聖林寺へ約7km歩きました。日本人が培ってきた思い、歴史の重みを忍阪地区の人々から学ぶことができました。聖林寺ではご住職さまのお話をお聞きし、十一面観音立像を身近に感じることができました。みなさんに喜んでいただけたことと思います。みなさま有難うございました。


写真:西川年文  文:横井洋子

ご挨拶

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