トピックス(阿修羅)

阿修羅の世界を訪ねる(2017.9.20)

この秋、興福寺仮講堂で開催されている「阿修羅・天平乾漆群像展」に合わせて、まず室内で阿修羅にまつわる解説をお聴き頂いたうえで、より興味深く拝観して頂こうという企画を実施しました。

<行程>
近鉄奈良駅→事前解説(奈良市中部公民館)→興福寺(仮講堂・天平乾漆群像展、東金堂、伽藍案内) (約1.5キロ)

9月20日、曇り空で残暑もなく、過ごしやすい一日となり、34名の皆さんにご参加頂きました。

まずは、中部公民館で「阿修羅の世界を訪ねる」と題し、約50分の解説を行いました。
興福寺の阿修羅が、切ない表情をしている背景には、当時重要視された「金光明最勝王経」というお経の一節があること、阿修羅など八部衆の四体が、極めて異例の「少年の顔」に造られたことなどを、お話しました。

講座1講座2

その後、人数調整のため、A・B二つのグループに分かれて、①仮講堂での「天平乾漆群像展」拝観、②東金堂拝観、③興福寺の伽藍案内を行いました。(以下はAグループの拝観ルートです)

中金堂先ほどの解説を思い出しながら、仮講堂での「天平乾漆群像展」を納得いくまで拝観。
次は東金堂に向かいます。


東金堂東金堂の前では、入堂の前に、これから拝観する仏像についてご案内しました。四天王像、十二神将像、慶派の作った文殊菩薩・維摩居士など、国宝がたくさんありますが、今年は、国宝館から移された銅造仏頭も拝観できます。


五重塔1室町時代再建の国宝の五重塔。軒の出が深く天平時代の姿を踏襲しながら、中世の豪壮な造りも合わせ持っています。明治の廃仏毀釈の折、売りに出された話があったとか。


三重塔中金堂、南円堂と伽藍を巡り、国宝の三重塔に来ました。こちらは、五重塔と対照的に女性的な優美な建物です。
初層部分は大きめに造られ、弁財天が祀られています。


この後、北円堂をご案内して、ツアーは終了しました。
「事前解説+ガイド」のスタイル、「わかりやすかった」たとのご意見もあり、楽しんで頂けたのではと思います。
                                            (担当ガイド:安井 永)
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